はじめに




 私は税理士という職業柄、新しく事業を開始される人あるいは小規模事業者等と接する機会が非常に多く、その数は、年間百数十人にも及びます。


 その人達と日々雑談をまじえ、いろいろな話をするのですが、その話の中で私が痛切に感じることがあります。それは、皆共通して一つのことを知りたがっているということです。


 その、一つのことというのは、税金問題・記帳問題等を含む、経営に関する相談を、いったい誰にすればよいのか。税理士だとしても、どのような税理士に相談したらよいのかを非常に知りたがっているということです。


 彼らの職業は、建設業者・青果店・鮮魚店・洋品店・コンピューター業者・医師等々さまざまであるのですが、多くの方がそのように考えているようなのです。


 しかもその場合、彼らの求める税理士のタイプは一様であるとは限りません。


 例えば、何よりもまず第一に信頼のおける税理士を求める人がいたり、多少信頼はおけなくても、節税に詳しい税理士を求める人もいます。そしてまた、経営分析を通して企業を診断してくれる税理士を求める人もいるのです。


 知り合いに適当な人がいればよいのですが、身近にそのような人がいることはまれで、また相談自体があまり知られたくないことであるため、逆に身近すぎることも困るといいます。


 ともかく事業者の多くが、どのような人に相談すればよいのか、大いに迷われているというのが実情のようです。


 本人としては、経営分析・財務分析などで企業を診断して、経営助言をしてくれる税理士を望んでいるのに、違うタイプの税理士を選んでしまわないか?


 はたまた、多少信頼はおけなくても、節税に詳しい税理士を求めているのに、実際には、節税とはおよそ縁遠いタイプの税理士を選んでしまわないか?


 といった具合にです。


 開業後間もない事業者の多くは、特にこのような危惧を抱いています。また、事業者の中には、税理士と名が付けば、誰も彼も、タイプや能力が全く同じであると考えている人もいるようです。





 このような人達に、「もっと税理士について知ってもらいたい」「税理士を効果的に活用してもらいたい」、と考えるようになったのが、当サイトを立ち上げる動機となりました。

 
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